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ご報告

サバル森林保護地区

年間50ha植林

第3回植林(7.4ha/2940本)

(2010年7月17日〜7月21日 / 7月24日〜8月2日 )

第3回は、年間予定で、例年、もっとも天気の良い時期で、最も効率よく植林ができる時期ということで、計画をしていたのだが、連日の雨で、中2日間(7月22日/23日)、一切作業が出来ないこともあり、結果、15名15日間を費やした割には、思うような成果が出ない結果となった。

しかし、今年で3年目となる、「東京都いきいき体験」の教職員の方々の植林の参加を、第3回の最終日(8月2日)とすることにしたのは、サラワク州森林局植林部 Mr. Jonathan Lat 氏のアイディアで、 士気が高まっている一方で、地道な仕事を延々と続けなければならない作業の中で、イバン族の村人にも、日本人と交流をしてもらい、さらに士気を高めたいという心遣いがあった。

また、それ以降は、イバン族の人々にとって、重要な、陸稲の焼畑の作業があるので、焼畑の作業が終わり次第、植林に戻って来てもらう事になる。

 

現地先住民族による植林準備と植林作業

新規の場所に整地をしています。今回は、このような茂みの場所と、かなり開けた場所があり、又、丘陵地も非常に多かった。

こちらは、開けた場所です。非常に沢山の羊歯がありますが、パラン(蛮刀)を使って、あっという間に開けていきます。しかし、パランはよくきれます。

ここは、少し丘陵地帯ですので、尾根に沿って、ラインを作っていきます。

Mr. Jonathan Lat氏が、出来上がったラインを確認していますが、しかし、ずっと天気が悪いので、効率が悪いと言っていましたが、天候だけはどうすることも出来ませんので、仕方がありません。

みんなで持ち寄ったお弁当です。やはり、この時の話題も、乾季なのに雨が多い事と、自分達の陸稲の焼畑がいつ始められるか、という話でした。

苗木を運ぶ、背負子です。いろんな種類がありますが、それぞれ、異なる用途に使いますが、村人も試行錯誤して、どれがいい、あれがいいと挑戦しています。

彼の背負子は、少し大きめで、通常は、収穫した稲を運ぶ時に使うもので、稲を満杯に入れたら、60kg位になりますが、苗木は、15本位しか入れられません。しかし、長い距離を60kgの稲を運ぶのに比べたら、楽だと言っていました。

通常は、背負子の上の方に紐があり、それを顔の額の所に引っ掛けて使うのですが、軽いので、これで十分だとの事。稲を運ぶ時は、しっかり、紐を額に引っ掛けないと、持てないそうです。

苗木運搬時の休憩中です。小さな刃物で何かしています。イバン族の人は、とにかく、休んでいても何かしています。

こちらは、パラン(蛮刀)を、その辺の石で、刃を研いでいます。切れ味がよければ、軽く、パランを振っただけで、草は、刈れます。

Shorea Macrophylla の植えた木です。

Shorea Macrophylla の植えた木です。

8月2日に「東京都いきいき体験」の皆様と植林をしました。10名の参加で、0.5ha、計200本の苗木を植えて、今回の第3回を終了しました。

これから、村人は、焼畑の作業です。次は、焼畑の田植えが終わる9月の後半に、植林活動を再開します。

尚、今回は、特に雨が多く、植林中の作業は、ほとんど雨の中の作業でしたので、写真が少ない事をお詫びいたします。

 

第3回植林

植林苗木数: 2940本

植林地面積: 7.4ha (累計 20 ha) 

樹種名: Shorea Macrophylla / Dryobalanops Beccarii

現場監督: Mr. Jonathan Lat ( サラワク州森林局植林部職員)

先住民族:15名

Mr. Ekin Empati / Mr. Bagong Bundan / Mr. Anthony Nait / Mr. Jimmie Randi / Mr. Adrian Minggat / Mr. Luming Bawin / Mr. Peter Madil / Mr. Nyandang Wenesday / Mr. Baong Nyumbang / Mr Renggan Changu / Mr. Winstin Ijau / Mr. Robert S. Judi / Mr. Impo Sageng / Mr. Brodie Lubai / Mr. Lihadry Wikin

NPO担当:酒井和枝 鍋嶋誠一朗

植林参加:2010年8月2日 東京都いきいき体験の皆様 - 10名様

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