ご報告

2024年度 経団連自然保護基金 プロジェクト

UNIMAS大学と共同での動植物の生態調査をもとに

「コミュニティ・フォレストのエコ・ツーリズム開発」

Develop Eco-Tourism at Sabal area and its surrounding

through ecological survey of flora & fauna with UNIMAS and the native.

 

UBuri山のハイキング道での、UNIMAS大学によるSK Nyelitak 小学校の児童への森林教育プログラム

 (2025226日)

 

今年度のプロジェクトの最後のプログラムで、この3年間のプロジェクトの集大成でもある、UNIMAS大学の学術チームと、Sk Nyelitak小学校の児童への森林教育プログラムを、観察小屋への約2㎞のハイキング道の森で行いました。

当日は、小学生4~6年生の児童30名と、引率教員の6名が参加してくれました。

 

UNIMAS大学の学術チームが到着する前に、簡単な朝食を食べてもらいました。曇り空でしたので、天候が少し懸念されました。

  

 

UNIMAS大学の学術チームが到着後、速やかに、代表のGlath女史から、このプログラムの概略説明や、森の大切などを講義してもらいました。

  

 

出発前に、全員で集合写真の撮影。数名はトイレ中です。今回は、村人からのアイディアで、展望台の前に果樹の木を植えたいとの事で、ドリアンや、マンゴ、ランブータンなどの苗木を用意しました。

 

 

途中の道路が悪路ですので、3台の4WDの車に分乗して、いざ、ハイキング道の入口へ。観察小屋へのハイキング道の入り口の迄、集合写真を撮りましたが、この時が一番強い雨が降ってしまい、小学生の方は、逆にすごく盛り上がっていました。

  

 

早速、森の中でハイキングです。少し、まだ、雨が降っているものの、元気に歩きます。村の子供たちは、楽しそうです。

  

 

分岐の矢印を横目に奥へ進んでいきます。

  

途中で、Dr. Qammil講師からの森の大切さや、生態系の話などをしてもらいました。 

  

途中で、見つけた森のマンゴの実。食べる事が出来ますが、少し酸っぱいとの事。こんな森の恵みが、実はこの森にもたくさんの種類があります。

   

可憐な赤い小さな花をつけた、ショウガ科の植物。小学生の皆さんに、よく目を凝らしてみると、いろんな珍しい植物が、実はここにたくさんあるという事を教えてくれました。

 

途中、森から抜けて、少し前に畑に使われた森では、Glath女史が、先ほどの深い森と、二次林の違いを、目に見えるその特徴を説明しながら、その上で、手付かずの深い森の重要性をわかりやすく教えてくれました。

  

途中、岩場では、安全確保用のロープが張っておきましたので、一つのアクティビティ的に、疲れを忘れて楽しんでくれました。

  

菌類も沢山の種類がありますね。

  

観察小屋への最後のアプローチです。少し急斜面ですが、ロープが張ってあるので、難なく登れますが、引率の教員の方が、少し疲れ気味です。

  

元気な子が追い抜こうとしたりするので、危ないので、順番を守って、ゆっくり登るようにお願いしました。

  

展望小屋に到着です。ここに到着した小学生は皆、歓声をあげてくれ、景色を見て、また歓声と、非常に喜んでくれました。ただ、小学校や村の建物は、中間に丘があるので、見えませんが、それでも感動してくれました。

  

観察小屋で、景色を背景に、観察小屋の看板の周りに集まった集合写真を撮りました。引率の先生は、全員、1名づつ、写真を撮っていました。新しいインスタ映えの場所になれるかな?

 

 

観察小屋周りに、小学生を6班にわけ、先生は2班で、両脇の外から、ドリアン、ランブータン(黄色)、ランブータン(赤色)、マンゴを2本づつうえました。

  

植林の穴掘り用の器具も、実は、小屋建設の柱の設置の際にも利用しました。うまく道具を使いこなします。

  

5~6年すると、果実がなれば、黄色のランブータン、赤のランブータン、そして、マンゴ、ドリアンと、桃源郷のようになってくれるでしょう。

  

 

この頃までには雨も止み、観察小屋では、インドネシアとの国境に当たるクリンカン山脈も望めましたが、Dr. Qammil講師による、森林に関する講義、特に、熱帯雨林で一番活発な林冠部の話をして頂きました。、

  

この3年間のプロジェクトを思い出しながら、小学生の後ろの方から、講師の話を聞いていましたが、感無量でした。

  

たた、降りる時は、小学生がずるずるとロープに沿って、楽しそうに降りていくのが、危なくて心配しましたが、誰一人怪我もなく、楽しくも、有意義な環境教育プログラムが出来たと思います。

 

 

本当は、観察小屋の上で食事も良かったのですが、天候が読めなかったので、みんなで、小学校に戻ってから食事をしました。3月2日からは、イスラム教の方は断食に入りますので、それより前に、このプログラムをすることができてよかったです。

  

 

これで、今年度のプロジェクトのプログラムは、終了し、また、3年間のエコツーリズム開発のプロジェクトも完了です。

ただ、UNIMAS大学の学術チームより、4月に、当小学校の児童や村人を、UNIMAS大学に招致し、このエコツーリズム開発の展示会や発表会をしたいとの事で、4月9日に予定しています。

また、小学生を、大学の試験林や、森林資源のバイオ技術のラボなどを見せたいとの事で、非常に良い刺激のある機会になると思いますので、学術チームに感謝です。

 

2024年 経団連自然環保護基金 「コミュニティ・フォレストのエコ・ツーリズム開発」 SK Nyelitak小学校の児童との森林教育プログラム

期間:2025226

場所:Buri 山のハイキング道(観察小屋)

責任者: Dr. Qammil Muzzammil

UNIMAS大学:

1.Ms. Glathycthcia 2. Ms. Sabrina  3. Ms. Esther

SK Nyelitak小学校の児童4~6年生30名と引率教員6名

NPO担当:鍋嶋

 

 

 

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