ご報告
2021年度 経団連自然保護基金 プロジェクト
コーヒー生産者組合構築
2022年3月15日
市内の焙煎所で、焙煎したコーヒーを村人に
さて、少し時間がたってしまいましたが、Sabal Kruin 村の村人が、乾燥させ、精製して、選別したコーヒーの生豆を、クチンの焙煎所にて、焙煎したコーヒー豆を、村へ持って行き、進呈していきました。
今まで飲んでいたコーヒーとは異なり、全く別の風味があり、砂糖も入れずに飲む、そのコーヒーを自ら精製したコーヒー、3年間の思いが巡り、その味も一入でした。
残念ながら、丁度、陸稲の収穫時であり、このプロジェクト関係者全員がそろう事が出来ませんでしたが、この村のこのプロジェクトの核となる代表者3名に進呈してきました。
それでは、挽いてみます。
RAGAI氏が、一番、この作業を率先してやってくれますが、挽いて、適度な温度のお湯で、少し蒸らした後、抽出する、その一連の作業が、しっかりと身についているようですね。もしかしたら、近い将来、この幹線道路沿いに、素敵な喫茶店が出来るかもしれません。
さて、淹れたコーヒーです。3人で味合っていました。その味も、3年間の作業の一つ一つを噛み締めながら、苦いコーヒーも、その中に含まれる、酸味や甘味などの複雑な味の調和を楽しむ、そのようなコーヒーのあり方、彼らにとって新しい在り方を、感じ取り、これから、自分たちのコーヒー農園で、実をたわわにならせ、コーヒーが村人の換金作物の一つとして、人々のより良い生活につなげる、そのような思いを抱いている事が、その後の談話で出てきました。
特に、彼らのような年代では、今、これから植える作物、既に植えている作物でも、10年もすれば、非常に厳しい作業になっていく事が予想されますが、このコーヒ―栽培は、そのような負担を最小限で運営可能ですので、このような地域栽培する換金策もとしては、非常に優れているものと、ひしひしと感じました。
花がどんどん咲いていますので、遅くとも、11月位には、自分たちの農園のコーヒーの木々が、赤い熟したコーヒーチェリーで一杯になって、その後、精製をして、本当の意味での、第1回の出荷に繋がると思いますので、暖かく見守っていきたいと思います。
この新型コロナ感染の影響が、プロジェクトの1年目の後半から始まり、2年目、3年目は、長期の行動制限令などで、プロジェクトの内容の変更や中止を検討し、思い悩んだ時期もありましたが、その緩和措置のタイミングなどの合間をぬって、全てのプロジェクト内容の項目を成し遂げる事が出来たのは、村人たちの努力の結晶でもありますが、様々な形で、応援頂いた皆様のおかげです。この場をお借りまして、感謝の気持ちをお伝えいたします。
しかし、これからが本番です。それは、村人たちには、口を酸っぱくして言っています。
そうなるための、労力に見合った換金が必要になりますが、それは、私たちが最善を尽くすようにします。
是非、皆さまも、暖かく見守って頂けると幸いです。
2021年 経団連自然環保護基金 コーヒー生産者組合構築プロジェクト 焙煎所で焙煎したコーヒー豆を村人に
期間:2022年3月15日
場所:サバル・クルイン村
責任者: Mr. Chang Jong Yiaw
NPO担当:鍋嶋 / Alex Then Yin Siong
Sabal Kruing 村
Mr. Ekin Empati (対象家族1代表者)/ Mr. Ragai Maju (対象家族2代表者)/ Mr.Bagon Bundan (対象家族4代表者)/
**植林活動をサポート頂ける自治体や団体を広く募集しております。どうぞお気兼ねなくお問合せ下さい。こちらへ>>
**「未来のために1本の木を」は、5000円/1口で、10本を代行で植林いたします。詳しくは、会員募集のページをご覧下さい。
**当団体では、会員や賛助会員を募集しております。詳しくは、会員募集のページをご覧下さい。