第8回 ご報告
2019年度 経団連自然保護基金 プロジェクト
コーヒー生産者組合構築
苗木センターの設営(2019年11月30日/12月1日)
将来的にも利用できるサバル村内の苗木センターの建設を行いました。
この苗木センターは、来年度のプロジェクトのコーヒーのチェリーから種を取り出し、その種から苗木を作り、育てるための施設です。将来的には、この苗木センターで、作られる苗木を、他の村人に配布して、無駄になっている未使用の土地にて、小規模コーヒー農園を少しずつ拡張していくための苗木育成の施設です。
これは、サバル村に限らず、周辺の村でも同様な条件の場所で、有志の村人がいれば、配布を継続できるようなシステムを構築したいと考えています。
広大な敷地を必要とし、纏まった資本が必要な農作物よりも、こじんまりと小規模でも、大きな資本が必要でなく、負担が少なく、継続的に収穫、収入が望められるコーヒーは、継続的な需要も見込めることから、最適だと思われます。
チェリーの収穫後、大半は、コーヒー豆の生豆の生産としながら、その一部を苗木作り用に使用します。
11月30日 苗木センターの場所に広さなどを考慮して、当りを付けていきます。
その後、彼らは、必要な材を採集に行き、翌日に設営しました。
12月1日
クチンよりサバル村に到着したら、ここまで作業が終わってました。ほぼ完成していました。
まずは、仮のコーヒーの苗木を保管していた場所から、苗木センターに移動させます。
成長の度合いによぅて、選別して、ブロックごとに分けていきます。
丁寧に運んで、並べていきます。
半分くらい移動終了です。
午前のおやつは、ドリアン食べ放題でした。ちょうどドリアンのシーズン真っただ中。なぜか、村人は食べずに進めてくるばかりで、ドリアン食べると体が火照るので、この後の作業に影響するので、食べないだけかと思っていたら、実は、とっくに新鮮な一番おいしいドリアンを、我々が到着する前にたくさん食べたとの事。確かに、落ちてすぐのドリアンは、においも少なく絶品です。
しばし休憩後、継続します。
次は、周りを囲むフェンスの段取りです。
動物の侵入防止のために、フェンスで、周辺を囲みました。
全員器用なもので、役割分担も完璧です。
ネットも1回外して、フェンスを設置。
完成後、全員で集合写真。
この苗木センターは、この後、植えた後、まずは、2020年度のプロジェクトの、チェーリーから種(コーヒー豆)を取って、その種から苗木を育成するための施設です。2021年度は、生豆加工用設備を導入する事が出来れば。コーヒーの収穫後、大半は、出荷用の生豆を生産し、一部は、次世代の苗木育成をこの施設で行い、近隣の人々で苗木を必要な人には、分配し、一方で、その苗木販売にもつなげるというのが目標です。
ちょっと遅い昼食です。途中のスリアンで持ち帰り弁当を用意してましたが、EKINさんの奥さんが、大量のご飯と、豚肉のおかずや、畑で取れた、キュウリの葉っぱを炒めたものなどたくさんのおかずも用意してくれてました。
2019年 経団連自然環保護基金 コーヒー生産者組合構築プロジェクト 苗木センター設営
期間:2019年11月30日/12月1日
場所: サバル村 苗木センター
収容可能苗木:約 3,000苗木収納可能
従業者:
Mr. Ekin Empati / Mr. Nyandang Wensday / Mr. Bagon Bundan / Mr. Ragai Maju / Mr. Subong Buyong
責任者: Mr. Chang Jong Yiaw
NPO担当:鍋嶋 誠一朗 / Alex Then Yin Siong
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